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<title>僕は台所で考える</title>
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<description>料理にまつわるエトセトラ。心地よい簡素な生活の手がかり。</description>
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<title>トマト</title>
<description>トマトソースを作る。いつもはホールトマト１缶を使って作るんだけれど、今回は２缶分。暑いとね、トマトソースパスタを食べる頻度が上がるから。それはきっと日焼けした肌がトマトのリコピンを欲しているのだ。疲れた体がトマトのクエン酸を欲しているのだ。トマトさえしっかり食べておけば、なんとかなるという単純な思考で、僕はずっと暑い夏を過ごしてきた。さあ、山盛りのトマトソーススパゲティを食べて、ガツガツと動くぞ。</description>
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<dc:date>2009-07-14T07:05:37+09:00</dc:date>
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<title>せつない</title>
<description>父の快気祝いで、昼におば様たちが我が家へ来るという。この季節はやっぱりうなぎということで、うな重中心の仕出しをお願いした。久しぶりのう、な、ぎ。それも国産炭火焼き。わが町には気軽にうなぎを食べさせてくれる店がないのだ。思わずにたっとしてしまう。来る前に部屋を掃除することにした。拭き掃除だってやっちゃうよ。トイレだってピカピカにしちゃうよ。なんたって、うなぎが食べられるのだ。ところが来た客の人数が予定より多く、僕の分まで回ってこないことになってしまった。僕のうなぎがぁ。僕の分が...</description>
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<dc:creator>なり</dc:creator>
<dc:date>2009-07-13T06:43:30+09:00</dc:date>
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<title>夏限定チョコレート</title>
<description>自転車に乗って少し遠出。途中、涼むためにコンビニに入る。そこで光り輝いていたのは、水色のパッケージの夏限定チョコレート。帰ったら、真っ先に冷凍庫に入れて、それから冷えた麦茶を飲み、シャワーを浴びて、しばらくぼうっと扇風機にあたる。そして、冷えているであろうこのチョコレートを食べるのだ。がぜん元気になって家路に向かったのであった。</description>
<dc:subject>食品</dc:subject>
<dc:creator>なり</dc:creator>
<dc:date>2009-07-11T19:22:58+09:00</dc:date>
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<title>土用干し</title>
<description>梅を有無を言わさず、どさっといただいていた。大きくて青いのは梅酒、熟れているのは梅干用。僕が暮らしている町では、家で梅酒と梅干を作るのは当たり前のことらしい。梅酒は何度か作ったことがあるので大丈夫なんだけれど、問題は梅干。ネットで調べて、そして、とりあえず適当に塩漬けにしてみる。３日もたたないうちに梅がつかるぐらい水が出てきた。梅雨明けに土用干しといって、日光浴させるみたいだ。それから赤しそを加えるという手順。でも、梅雨明けまで待てなくって、一粒食べてみたら、十分すっぱしょっ...</description>
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<dc:creator>なり</dc:creator>
<dc:date>2009-07-10T06:50:08+09:00</dc:date>
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<title>おでんにソーセージ</title>
<description>おでんにソーセージは合わないと僕は思うのだ。ソーセージの燻製臭は、昆布出汁には馴染まない。牛スジも加えて出汁をとっている脂っこい僕のおでんにさえも。それでも我が家族は肉々しいものを好み、ソーセージを見つけると喜ぶのである。僕はタコの方が好きなのに。おでんの材料を買出し中に、小さなフランクフルトソーセージを見つけた。これならソーセージほど味が強くないので、おでんに合うんじゃないかと思いカゴに入れる。いじらしいほどの、ささやかな抵抗。でも、作ってみると味がしみ込まず、なんだか他の...</description>
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<dc:creator>なり</dc:creator>
<dc:date>2009-07-09T07:08:26+09:00</dc:date>
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<title>じゃこトースト</title>
<description>テレビ番組で、水戸黄門の由美かおるが若い頃の体型を維持できているのは、食事に何か秘密があるんじゃないかとレポートしていた。秘密なんてないよと思いながら見た。バランスのよい食事、適度な運動、規則正しい生活。ずっとスマートな体型を維持できるとしたら、それ以外にはないのだ。それでも、ダイエットとなると見入ってしまう。まったくもって不本意なのである。「じゃこトースト」を朝によく食べているという。食パンにバターを塗って、じゃこをたっぷりのせ、その上にスライスチーズをかぶせて、トースト。...</description>
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<dc:creator>なり</dc:creator>
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<title>売り子</title>
<description>僕はそのスーパーに行くと決まって同じ赤玉の卵を買っている。その卵はトウモロコシを食べさせているからだと思うんだけれど、黄身がオレンジ色に近くとても幸せな色なのだ。そしていつものようにそのパックをカゴに入れたら、別の卵を宣伝している売り子の女性に捕まってしまった。売っているのは白玉だし、僕としてはこそっと横を通りたかったんだけれどね。彼女のセールスに対する姿勢は真っ直ぐで、大阪のおば様のように強引だった。学生の時にアメリカ産の牛肉を同じように売ったことを思い出した。食べたことが...</description>
<dc:subject>我思う</dc:subject>
<dc:creator>なり</dc:creator>
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<title>愛が足りない</title>
<description>カップに土と種が入った、簡単に育てられるラディッシュを友人は買って育てていた。きっとそのうち枯らしてしまうだろうなあと思っていたら、案の定、枯らしてしまったとメールがあった。仕事が忙しかったとか言ってるけれど、それはつまりね、愛が足りなかったということなのである。この薄情者め、ということなのである。我が庭先の二畳ほどの小さな畑には僕の愛情をたっぷり受けた野菜たちがすくすくと育っている。トマトは僕の背丈を越えたし、伏見とうがらしとピーマンは収穫に入った。ああ、君と違って、僕はな...</description>
<dc:subject>我思う</dc:subject>
<dc:creator>なり</dc:creator>
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<title>その後</title>
<description>先日、母が９５歳のおばあ様を突然連れて来た。我が家は僕の固い意志により掃除が常に行き届いており、インテリアもシンプルでごちゃごちゃしていない。だから誰がいつ来てもウエルカムな状態なのである。僕は高年齢にとまどいながらも、麦茶と菓子、そしてそうめんをお出しした。適切な応対だったと思う。そのおばあ様が急にお手伝いさんに手伝ってもらいながら部屋を片付け始めたというのだ。どうも我が家のすっきりした生活に影響を受けたらしい。僕は京都で勉強した侘びの美意識を、能天気ともいえる倉敷の気候、...</description>
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<title>天ぷら</title>
<description>揚げた魚の練り物を倉敷では天ぷらという。共通語なのかな。関西や東京で暮らしていた頃は伝わらなかったら面倒臭いので言わなかったけど。その天ぷらを僕はおでん以外では使わない。食べたいなと思ったら作ってしまうから。作り方は簡単。ノンオイルのツナ缶、小麦粉、卵、そしてネギや玉ねぎなどの野菜を混ぜて、フライパンで炒め揚げるだけ。今回は、ネギ、オクラ、ミョウガを刻んで混ぜてみる。一口大に揚げていくのも面倒なので、全部の具材ををフライパン一杯に流し込んだ。出来上がったものは、お好み焼きのよ...</description>
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<title>タイミング</title>
<description>僕の気持ちをぐっと引きつける雑誌を見つけた。「暮らしのおへそ」という雑誌。僕は生活雑誌をよくチェックしているんだけれど、今まで、これは毎号買って読もうというものに出会わうことがなかった。でもね、この雑誌はそんな気にさせてくれる。この雑誌は個人を取材して、その人の暮らしの中で、こだわっていること、大切にしていることを引っ張りだして文章に定着させている。それがとても面白い。僕はテレビのトーク番組が好きなんだけど、方向性が似ていたりなんかする。それにしても、この雑誌はＶｏｌ７なのだ...</description>
<dc:subject>本</dc:subject>
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<title>夢の中でも食べたい</title>
<description>夢を見た。自転車に乗っている時に同じ自転車乗りのイタリアンシェフと意気投合した。彼の店に行くと、カウンターには、シェフがナンパ、いやお誘いした同じく自転車乗りの若い女性が先に座っていた。とてもチャーミング。僕は彼女の横に座り、世間話をしながら、シェフの料理を待つ。すると、ピーマンと玉ねぎの炒め物を客に出す前に、僕たちの分を少しだけ別の皿に盛って出してくれたのだ。これがね、おいしそうだった。僕の見る夢がカラーかどうかを今まで気にしていなかったんだけれど、ピーマンは鮮やかな緑。つ...</description>
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<title>青の時代</title>
<description>ここ何年か青の時代が続いている。青、紺、水色とかの青系の色にひかれてしまうのだ。Ｔシャツも今年は紺とくすんだ水色のものを買ってしまうし。青の時代のピカソの絵は好きじゃないけど。昔は茶色とかからし色とか深緑のアースカラーが好きだった。色の好みも変わるものなのだ。だからスーパーに入っても、どうしても青系のパッケージに目がいってしまう。今回は水色のパッケージのアーモンドと片口いわしの乾きもの。横に同じような１００円の安いものがあっても、パッケージが茶色と赤じゃあ、僕の購買欲は上がら...</description>
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<title>チーズ納豆丼</title>
<description>チーズと納豆を組合せたどんぶりのレシピを続けて２冊の料理本で見た。はてさて、これは流行なのか。チーズと納豆だよ、合うわけないじゃないかと思いながらも、気にはなる。この前食べたチーズカレーはおいしかったし、もしかしたら美味なのかも。とりあえず買い物リストにスライスチーズと書いておく。３日後、決行した。まずは納豆にみょうがと卵と出汁しょう油を加えてシェイク。温かいご飯をどんぶりによそい、そのうえにまずスライスチーズ、そして納豆をかける。食べてみる。ふむ。納豆とチーズの味がみごとに...</description>
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<title>もちチーズ明太子たこ焼き</title>
<description>僕はもち明太子チーズもんじゃが大好きである。したがって、至極当然の流れとして、たこ焼きにしてもおいしいんじゃないかと試してみた。もちとチーズは小さめに切り、明太子は皮をはいで粉の方に混ぜてみた。焼いていくとたこ焼きが淡いピンク色になる。おお、これは女の子向けに使えるぞ。さて、食べてみる。ふむ、ぱっとしない。もちがとろんとなるか心配だったけれど大丈夫。チーズは使うチーズを誤ってしまったようだ。ピザ用のチーズとかが合いそう。最大の問題は明太子だ。塩気だけになってしまった。あの黄金...</description>
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