2009年11月04日

かす汁

寒くなってきたのでかす汁を作ろうと思った。きのこたっぷりのかす汁。ヘルシーである。大人である。精進なのである。
一瞬、冷凍庫にあるトラウトを使って鮭のかす汁を作ることも頭をよぎったけれど、大人な僕は簡素で素朴な味にするのだ。

出汁昆布と干ししいたけで出汁をとり、しめじ、舞茸、エリンギを適当に切って鍋に入れる。酒かすを溶かし込んだところで、鮭がまた頭をよぎる。

だめだ、欲望に負け、冷凍庫のドアを開けてしまった。

鮭を切って鍋に入れ、田舎味噌と白味噌を加え、ネギを散らして出来あがり。ああ、煩悩のかす汁。鮭から出た脂がおいしそうに浮かんでいた。

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posted by なり at 06:42| 岡山 | Comment(2) | TrackBack(0) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

ピンク

旅先ではなるべく地の物を食べたいと思うのが人情である。簡単に全国展開のレストランチェーン店に入って済ませるなんてできるわけがない。
それでも求める飲食店に出会わないことだってある。それが人生というものだ。

そんな時のために僕は旅行に出かけると、とりあえずカロリーメイトを買っている。絶望的な空腹をこれでおさえ、至福へと導く店を見つけるまでのつなぎとするためである。これが危機管理というものだ。

そんなカロリーメイトのメイプルシロップ味が新発売。その前に販売開始されたポテト味が僕はお気に入りで、その期待感もあり購入してみた。

でもね、家に戻り机の上に置いて、パッケージをじっと見てしまう。少し悲しみの目で。少しせつない目で。ロゴがピンクなのである。好みの味だとしても、この軽薄な色を僕は持ち歩きたくはないのである。
やっぱり今度の旅行では白いロゴのポテト味にしよう。

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posted by なり at 06:48| 岡山 雨| Comment(2) | TrackBack(0) | 食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

安っぽい

久しぶりのモス。お勧めのチーズバーガーを注文する。
出てきたハンバーガーは大きめのパテ、チーズ、玉ねぎをはさんだだけと、いたってシンプル。ほお、そう来たか。

最近の料理店は、安さが一番。だから安っぽい料理、安っぽいインテリア、そして安っぽいサービスは我慢してね。でも、ちょっとお洒落でしょ。
ふう、こんなことなら僕はもう高級店以外では、家で作って食べるといぢけていた。
基本に戻って定番メニューの質を上げ、プラスティックから陶器の食器に換え、そして店員の接待の質を上げた方がいいのに、そう思っていた。

そんなところにこのチーズバーガーが出てきたのだ。味わいのある大きめのパテ、塩気が強く風味が濃いチーズ、そして辛みのある玉ねぎ。それらが一体となって大人な僕の味覚を刺激する。見た目は地味だけれど、しっかりした味に好感が持てる。

食べ物も人も肝心なのは質。僕は安っぽい男になってはいないだろうか。ああ、このチーズバーガーのようになりたい。

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posted by なり at 07:30| 岡山 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べ歩く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

スタイルを変えること

僕は冷たいぶっかけうどんが好きである。ぶっかけうどんは濃いめの出汁をかけたうどん。香川生まれの人に聞くと、香川では生醤油をかける食べ方はあったけど、濃いめの出汁をかけるのは岡山の方が先に広まったらしい。

細めのロングパスタがあったので、これをぶっかけうどんスタイルで食べようと思いつき、作り始めた。
まずは濃いめの出汁を作る。そしてベーコンをかりっと炒める。ベーコンだけだと脂っこいのでサラダ菜をちぎってのせることにした。見た目が地味なので赤いプチトマトも。ついでに卵焼きものせよう。
具だくさんになったので、平皿に盛ることに。

出来上がりは、あれ、いつもの冷麺スタイルになってしまった。ぶっかけうどんはどこに行ったのだ。
かようにスタイルを変えるというのは困難なことなのである。

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posted by なり at 07:46| 岡山 晴れ| Comment(6) | TrackBack(0) | 我思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月17日

鴨がすいすいと

知人は捕鯨反対を主張する。僕はその意見には反対なんだけれど、デリケートなことを説き伏せるだけの言語能力は僕にはないのでそのままスルーした。でもね、彼はウサギは食べるのだ。あんな愛らしいのに。狩猟して自分で皮をむくと自慢した。何が誇らしいのやら。

さて、寒くなってくると、そう、合鴨肉の季節なのである。鴨がネギしょってなのである。僕はお肉の中で合鴨肉が一番好きなのである。
フライング気味に僕は割安の細切れの合鴨肉を買い、鴨鍋としゃれ込む。やっぱりおいしいや。

夕暮れ時に川沿いを散歩してたら、野生の鴨が心地よさげにすいすいと川面を泳いでいた。さすがに、おいしそうには見えなかった。

ふと、食文化と動物愛護の接点を見つめなおし、基本方針を僕なりにまとめる必要があるよなと思った。
でもね、どんな結論が出ても、僕は合鴨肉は食べるんだろうけど。

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posted by なり at 20:30| 岡山 晴れ| Comment(6) | TrackBack(0) | 食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

ずくし

ずくしは全国的に通じる共通語なのであろうか。完璧に熟しきった柿のこと。

ずるるって吸うように食べることになるので、まったくもってクールではない。それに僕は普通の固めの柿の方が好き。
しかし、そこは微妙な男心。年に一度は食べておかないと落ち着かないのである。

そのずくしを先週からスーパーで見かけていて、気持ちが盛り上がったところで購入。

台所のテーブルに置き、小洒落た食べ方はないものかと、しばし考える。スプーンですくってガラスの器に盛るとか、皮だけを気をつけながら丁寧にむいておくとか。

でも、考えるのも面倒になってきた。ええい、そのまま手に持ち、水で洗って、ずるるって食べた。

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posted by なり at 07:05| 岡山 晴れ| Comment(4) | TrackBack(0) | 食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする